開催概要
大阪イノベーションハブ(大阪市)では、大学の研究シーズを研究者から発表頂き、企業とのマッチングを図る産学連携テックミーティングを開催していますが、今年度は、コロナ禍において、大学関係者の出張もままならず、実施が困難でした。
そこで、対象者を大学発ベンチャーに置き換え、大学の研究シーズをコア技術として設立された大学発ベンチャー4社に、事業概要と連携提案を発表頂きました。また、感染拡大防止の観点から、観覧者は、ウェブ会議システムを使用し、リモート聴講いただく形で開催しました。
1社目は、立命館大学および新潟大学発ベンチャー「Con-Tact株式会社」取締役研究開発部長 野間春生氏より、三次元触覚情報を取り込める触覚センサを使って、今までに無かった嬉しさ・楽しさを社会にお届けするというビジョンのもと、モノを掴む協働ロボットを実現するための把持力、滑り力、接触距離が計測できるCon-Tactの触覚センサについてお話しいただきました。
2社目は、関西大学発ベンチャー「株式会社アイ・エレクトロライト」主幹研究員 高橋 卓矢氏より、出力や電極特性を向上できる天然物部材を利用したリチウムイオン電池ならびに電気二重層キャパシタの開発について、また、高度な安全性を担保し、かつ過酷な環境でも作動できる、イオン液体電解質を用いたリチウムイオン電池について発表していただきました。
3社目は、関西大学発ベンチャー「株式会社Phindex Technologies」代表取締役 北之馬 貴正氏より、関西大学で研究開発された屋内測位技術を基礎に、経済性と有用性を合わせ持つ革新的な屋内測位技術をクラウドシステム化することにより、屋内位置情報を用いて事業展開するシステムインテグレーター、デバイスベンダー、屋内施設、運営企業をユーザとするB2B 屋内位置情報提供サービスについて発表していただきました。
4社目は、京都大学発ベンチャー「株式会社FLOSFIA」営業部長 井川拓人氏より、環境負荷が小さくさまざまな単結晶の薄膜や金属及び合金の薄膜成膜が可能で、基材も選ばず複雑な形状に成膜できる、非真空プロセスとして注目されているミストCVD法を発展させた新技術『ミストドライ®法』について発表していただきました。
大阪市経済戦略局イノベーション担当 馬越部長の開会挨拶メッセージ
産学連携テックミーティングとして、初めてのリモート開催でしたが、70名以上の聴講者にご参加いただき、盛況の中、終了しました。今回ご発表いただきました企業様は、技術提携先を始め、共同開発先、販売先等の連携を強く望まれています。
また、資金調達に興味をお持ちの企業様もいますので、個別に連携を希望される場合は、是非、下記、大阪イノベーションハブ 産学連携担当までお知らせいただきたいと思います。
大阪イノベーションハブ 産学連携担当
連絡先 電話:06-6359-3004 E-mail: ohclub@osaka-startup.com
主催者紹介
大阪イノベーションハブ(OIH)
OIH(OSAKA INNOVATION HUB)は、大阪市経済戦略局が「大阪から世界へ」をテーマに運営する、ビジネス創出支援拠点です。
イベント概要
【産学連携テックミーティング】大学発ベンチャー テックアライアンスウェビナー
開催日時 2020年10月28日(水)