スターターズピッチ
Grand Prix 2021-2022
若きイノベーターによる熱いピッチを見逃すな!!
大阪イノベーションハブ(OIH)では、起業前後のスタートアップを対象とした「スターターズピッチ」を1年間通して開催してきました。
事業のブラッシュアップ、壁打ちを目的としたこのスターターズピッチを経て、多くのスタートアップが飛躍を遂げました!
今回は今年度の登壇者の中から、特に事業に変化が生まれたイノベーターが、現在の事業を熱くピッチします。
参加対象
- ・スタートアップ・ベンチャーとの共創に興味のある大手企業の新規事業担当者
- ・スタートアップ・ベンチャーへの投資を検討するVC・CVC
- ・ピッチイベントへの登壇に興味がある大阪・関西のスタートアップ
開催概要
(Zoomウェビナーを使用)
※締切日までに定員に達した場合、受付を締め切ります。
プログラム
・OIHの取り組みのご紹介
・審査員のご紹介
※イベントの進行の関係上、20時30分頃までイベントが延長する場合があります。
登壇者
設立:2021/03/26
登壇者:代表取締役 伊崎 遼太郎 氏
スケートボード動画コンテスト「RIDERS GAME」
■事業概要
スケートボード動画コンテスト/キュレーションメディア「RIDERS GAME」を運営。
「RIDERS GAME」はスケートボーダーに、
- 1.動画を投稿するだけで報酬を獲得できるチャンス
- 2.オンライン開催とする事で、世界中のスケートボーダーが視聴可能となり、知名度アップの可能性
- 3.誰でも参加可能とする事で、平等なチャンス
を提供しています。
■現在求めているリソース
RIDERS GAMEのスポンサー企業を募集しています。また、スケートボード業界に興味を持っていただける企業と繋がりたいです。
設立:2021/04/26
登壇者:代表取締役 森永 貴大 氏
地域コミュニティに”多様性”を
在留外国人がもっと簡単にコミュニティをつくれる音声SNS
■事業概要
私たちは人々があらゆる違いを受け入れ、違いを美しいと思える世界を創るために事業に取り組んでいます。私自身米国へ2度の留学を経験し、共同創業者はインドで1年半滞在しておりました。その中で外国人としてコミュニティに属せない不安や孤独を感じた一方、異国の地で受け入れてもらえた時の嬉しさは強く心に残っています。
現在、私たちが米国やインドに行ったように多くの外国人が来日し、その数は20年前の3倍に増えています。しかし、彼・彼女らの3人に1人は日本で親しい人がおらず、私たちがかつて感じた孤独や不安と戦っています。
弊社サービス「matcha」を通してあらゆる人に国籍や言語、肌の色といった違いを超えて人とつながる機会を届け、コミュニティに参加する機会の不平等をなくします。異国でも安心できる居場所をつくり、もっと世界に挑戦できる人を増やします。その先で世界のダイバーシティ・インクルージョンを前進させ、誰も取り残さない世界を創ります。
■現在求めているリソース
エンジニアとプレシードでの資金調達。また、toCサービスを展開されている起業家の方から顧客獲得戦略など勉強させていただきたいです。
設立:2020/03/09
登壇者:代表取締役 坪井 彩 氏
アフリカ農村部向け自動井戸料金回収サービス
■事業概要
SDGs 6.1には「すべての人々の安全で安価な飲料水へのアクセスを達成する」とあるが、アフリカでの安全な水へのアクセスが限られている。人口は過去20年で大きな変化はなく、このままでは達成は不可能。このボトルネックをITを用いて解決する。
現在活動しているウガンダでは人口の75%が農村で生活しており、生きるために必要な水を主にハンドポンプ井戸から得ている。ハンドポンプ井戸が設置された後は、住民による自主管理が求められるが、維持に十分な金額の集金ができている村は全体の2割以下。料金収集が失敗する原因は「住民代表者による現金による定額での料金収集」という既存の仕組みである。回収者への不信感などから不払者も多く、代表者にとって心身ともに大きな負担となり料金回収は継続されない。その結果井戸を修理できず壊れたままとなる。従来の住民による自主管理の方法でうまく管理されないことは、過去40年間の実績からも明らかとなっている。
この課題に対し従量課金型自動料金回収の仕組みを開発し、ウガンダに30台設置した。安定して水が使えることから住民からの高いニーズが確認された。具体的には、井戸の吐水口に利用水量の計測器、利用者を特定するタグリーダ、利用状況がリアルタイムで分かる通信機器を備えたボックスを既存の井戸に設置する。水代は携帯電話からモバイルマネーによって各アカウントにチャージする。これにより、ストレスなく確実で公平な料金回収が継続できる。
ビジネスの勝ちパターンは、Get Big Firstであり、早く多くの井戸に設置することである。井戸の管理者である水環境省との連携、住民の大半が利用する「ハンドポンプ井戸」から開始すること、各部品を自社開発しており費用が安価であることで、いち早くシェアを獲得する。
この水課題は多くのアフリカ諸国にあり、Sundaシステムの展開が求められる。また、生活で最も重要な水インフラから始めることで、水を使うアフリカ農村部8億人へのアクセスを獲得し、水以外にも、農業・保険・金融、データ活用など様々なサービス展開が期待できる。都市化だけでなく農村生活を豊かにすることでも持続可能なアフリカの発展の形を作りたい。
■現在求めているリソース
- ・実績作りのための設置費・メンテナンス・調査、データ収集のための人的リソースとそれを支える資金
(SUNDAという新しいインフラの導入が、”良い”ということをデータで示し、国や援助機関と一緒にSUNDAの普及を進められるようにする) - ・より低いメンテナンス費用での運用を可能にするための開発に必要な技術的サポート(とくにハードウェア)
Finder
事業開始日:2021/05/20
登壇者:代表 村田 晴紀 氏
Finder 店舗とお客様を繋ぐアプリ
■事業概要
私たちはFinderというアプリサービスを提供します。
このアプリの目標は、「小売店舗から出る食料廃棄額をできるだけ減らす」です。具体的にはスーパーでの使用を考えています。スーパーが、「この商品は廃棄にまわってしまうかもしれない」と思った際、Finderへその商品の商品名、定価、割引率を入れてもらうことで、その情報をFinderへ反映し近くのユーザーに購入を促します。利益を上げるところとしては、お店からのFinder使用料です。新規性としましては今現在、スーパーの値引き品を扱っているアプリがないことです。そして、Finderをスーパーだけでなく飲食店などにも導入していただくことによりオンラインリアルタイム広告という新しい分野を作っていきます。
飲食関係の市場性はもちろん、成長し続ける分野です。
■現在求めているリソース
飲食店への人脈、一般ユーザーへの広告
審査員
株式会社ファンファーレ
代表取締役 山口 泰典 氏
2004年に国内VC最大手のジャフコに新卒入社。約15年にわたり東京、関西圏で成長企業投資を担当。2018年に独立後、スタートアップ向け資金調達支援、大企業向けオープンイノベーション運営支援、自治体向けアクセラ支援、広島大学での起業メンター等を務めている。2021年度はOIHスターターズピッチのメインメンターとして、多くのスタートアップのビジネスプランのブラッシュアップを実施。
南海電気鉄道株式会社
イノベーション創造室 新規事業部 東本 真奈 氏
2015年に南海電鉄に入社後、遊園事業の広告宣伝やイベント企画を経験。並行して沿線価値向上施策の一環である高野山観光魅力向上プロジェクトにて駅舎のリノベーション事業に携わる。2019年より、社内公募型の事業立案プログラム「新規事業開発プログラム」の事務局を担当。同年6月に新規事業部が発足すると同時に異動。
現在に至るまで、開発プログラムの事務局運営ならびにスタートアップとの外部連携に基づく事業創造に取り組んでいる。
ハックベンチャーズ株式会社
取締役 パートナー 古林 大輔 氏
明治大学商学部商学科卒業。2003年、ジャフコ入社。関西で約5年間のベンチャー投資を行った後、東京へ異動。2008年にジャフコを退社し、光学機器メーカー、ライフサイエンス企業での営業、事業開発を経験。2018年4月、ハックベンチャーズへ参画。
お問合せ
大阪イノベーションハブ運営事務局
TEL:06-6359-3004
E-MAIL:ohclub@osaka-startup.com
(月‐金 10:00-18:00 ※祝日、年末年始除く)